クリエイティブ・ディレクターの去就とデザインの変化
今までちょくちょくクリエイティブ・ディレクターって単語を使ってきたけど、そもそもクリエイティブ・ディレクターって何ですかってなる人かなり多いと思う。クリエイティブ・ディレクターってのは、主に歴史のあるラグジュアリーブランドが創設者の高齢化とかビジネス拡大のために雇ってる、服のデザインを考えるのはもちろん、ブランド戦略とかビジネスの方でも責任を負う役職のこと。GUCCIグループがトムフォードを起用したことでよく知られるようになったからクリエイティブ・ディレクターって言われることが多いけど、ヴィトンのLVMHのアーティスティック・ディレクターも同じ。
今、有名どころでいうと、GUCCIのアレッサンドロ・ミケーレ、Dior Hommeのキム・ジョーンズ(Louis Vuitton,dunhill,ALEXANDER McQUEEN)、Louis Vuittonのヴァージル・アブロー(Off-White)、Maison Margielaのジョン・ガリアーノ(Givenchy,Dior)あたりがめちゃくちゃ有名。
クリエイティブ・ディレクターの解説が終わったんで、その去就とデザインの変化をGUCCIから見ていこう!なんせクリエイティブ・ディレクターの数と、昔のコレクションの画像を探すが面倒くさいので今回はトム・フォード、フリーダ・ジャンニーニ、そして今のデザイナー、アレッサンドロミケーレの三人に絞ります。
Tom Ford(トム・フォード)1994~2004
今のGUCCIとは違って意味でかなり攻めている。モダン、ラグジュアリー、セクシーさすべてを兼ね備えている完璧なデザイン。死にかけのGUCCIを救ったのがこのトムフォード。詳しくは調べてもらったほうがいいと思う。文句なしにかっこいい。
Frida Giannini(フリーダ・ジャンニーニ)2006~2015
フリーダ・ジャンニーニが就任すると、トム・フォードの時には見られなかった花柄がよく用いられるようになった。あと、私たちにもなじみ深い、GUCCIの顔であるロゴを服に取り入られるようになった。
Alessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)2016~
そして、今のデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレ。セレブから圧倒的な人気を誇ってる。その視覚的にもわかりやすいデザインは一般人からもあこがれの目で見られるようになった。正直、自分は好きじゃないけど、かなりの数熱狂できなファンもいるから調べてみると、ミケーレに関する情報は数えきれないほど出てくる。まあ、めちゃくちゃ派手になってロゴとかはもう当然のように取り入れられるようになった。フリーダ・ジャンニーニの時と比べると黒とかの暗めの色から、かなり明るめの色。クールでモダンってイメージからもうとにかくファンシーになった。
今回は特にわかりやすいGUCCI取り上げてみたけど、ほかのブランドの変化見ても単純に面白い。みんな知ってるようなラグジュアリーブランドはだいたいクリエイティブ・ディレクターもたくさんいるから気になったら調べてみて。あと、この前更新したBALENCIAGAは生きてるか、も一緒に読んでほしい。